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ばろたろうポータル

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【LOG】202010月

2020年10月のLOGを報告させていただきます(キラーン) 映画、本、旅行、飯、テレビetc

映画

10月のベストは、「アンカット・ダイヤモンド」である。 ポパイ 7月号の鉱物を知るとカルチャーがもっと面白くなるコラムで取り上げられていて、気になっていた。主演のアダム・サンドラーが僕の知っている風体ではなくて、それだけで垂涎ものである。

多分、グレーな宝石商をしている主人公がバスケ賭博で一攫千金するために右往左往する話。お金を工面するために、借りたものを質に出して資金を捻出するから、副作用を抑える薬の不作用で苦しむ状態に陥って、最悪のマネーロンダリング状態なんだけど、常に前頭葉はアドレナリン分泌されまくってて、全然自分を顧みないし、周りも全然見えなくなっちゃうんだ。

普通、こういうお金とか射幸心に取り憑かれた主人公って、どこかで自省する場面があると思うんだけど、この映画は、一切、主人公が成長しないのがいい。後、こういう映画の主人公ってアンダーグラウンド界隈では、畏怖の念を以てみんなからヤクザ的尊敬を集めている感じが定石だと思うけど、この人は一才、尊敬されていないからそれもいい。仕事仲間に家族、みんなから見放されているんだ!

お金に女、ド地下のウルフ・オブ・ウォールストリートって感じ。色んなことを保留にしていたら、各案件がそれぞれ火を吹いたことが誰にでもあるだろう。それを追体験できるぞ!

 

ダイヤモンドって言ってるけど、ブラックオパールの話でした。

ワーストは、殺人ホテルである。デンマーク?だっけかな制作のNetflix映画。 サムネイルとかアートワークがぱっと見、ばろたろうの琴線に触れたからさ(デヴィット・リンチみたいだったし)、ワクワクしてみたら、TSUTAYAの準新作コーナーに一定枠鎮座している暗黒の眠りを誘うホラー映画だった。自分の感覚で借りた映画を彼女と一緒に見た時、それがイマイチ場合、途中でやめるのも違うなと思い、また見てる時もどうこの場を取り持つか、観賞後の第一声で何をつむぎ出そうか悩みながら見る、そんな感覚が味わえる映画だった。

10月観賞の映画の一覧は以下の通り。

  • ミッドナイトスワン(10/4)
  • アンカットダイヤモンド(10/5)
  • 劇場(10/10)
  • ナイブスアウト(10/23)
  • ハリーポッターと賢者の石(10/23)
  • 殺人ホテル(10/26) —

村上春樹1973年のピンボール

粋な旅行がしたい。そんな粋すぎるシティボーイの小生が赴いた日本海で夕日見る&黒部旅行の際に携行。JR大糸線に揺れながら、日本アルプスの間を抜けながら読んだ。粋すぎるなあ。 村上春樹氏は、実は最近ちゃんと読み始めた。大学時代の英語の教授がなんも脈絡もなく、「大学時代に村上春樹を読め」と何故か言い出したのが、ずっと心に残っていて、社会人になって読み始めた。 社会人3年目に、こちらの正編である「風の歌をきけ」を初めて読んでみて、続編を社会人7年目に読むというオリンピックのスパン!

教授の言っていたことに時空を超えてコミットしていけ!ばろたろう。

村上春樹氏の比喩が本当に好き、いかに好きな比喩を記載しておきます。

  • まるで奥深いジャングルの小径を白象にまたがって進むような顔つきで彼女は歩いていた
  • 遠くから眺めた僕たちの姿はきっと品の良い記念碑のように見えたことだろう
  • あたりはまったくの暗闇に変わっていた。それも単色の闇ではなく、様々な絵の具をバターのように厚く塗り込めた暗闇だった。

特に真ん中の記念碑のやつとか最高。 事象を直接表現せずに、暗喩する感じ、ニュートンがリンゴの落下で重力を見つけたように、全裸でエウレカと叫んだアルキメデスがお風呂で体積測量を発見したような雰囲気すら感じる。

ちなみに、三谷幸喜氏がエッセイで、小説を読むときは、登場人物を誰か(有名人や身の回りの人)に当てはめると言っていて、小生もそうしているのだけど、主人公の家に居候する謎の双子の女の子は、モトーラ世理奈さんで想像してました。だからなんだっていう。

 

落合信彦アメリカよ!あめりかよ!」

会社の上司がおすすめの本って言ってたから、ちょっち読んでみた。 作者の信彦氏は、落合陽一氏(レトルトカレーをダイレクトで飲む人)の御尊父である。

60年代のアメリカでの留学経験を綴った半自伝的な作品。厳しい状況から苦学や試行錯誤の末に留学を勝ち取るんだけど、最後の旅費が工面できないってなって、港で張り込んで貨物船に乗せてもらえた瞬間はガッツポーズだった。

ケネディ内閣の閣僚が述べていた、「変化というものは、往々にして悲劇的な冒険である。人間にノスタルジアがある限り、変化に対する抵抗は当然あり得るものだ。しかし、変化こそ歴史における唯一の普遍的要素である」つうのがよかった。

続けて、「ある人々は現実と妥協し、理想を忘れてしまう。これも悲劇だ。私は現実をしっかりと見据えた理想主義者でありたい。」

大統領演説でもなくて、一閣僚が言っているからすごいと思った。

アメリカよ! あめりかよ! (集英社文庫)

アメリカよ! あめりかよ! (集英社文庫)

  • 実話ナックルズ 10月号 あの動物は今的な特集で、「崖っぷち犬」とマイケルジャクソンの愛チンパンジーの「バブルス君」が現在も元気で生きていることを確認

旅行

 

仕事を午前中で放擲し、新幹線で日本海へ、夕日に沈むを景色を見たらどんなに粋だろうと考えた旅行。午前中まで仕事をしているのが粋すぎる。 ラッシュも避けれるし、コロナ対策もできるだろうということで、考えていたけど、普通に有給とって金曜日に行きました。人混み避けたいしね。

 

  • 軽井沢 万平ホテル

ある記念日で、万平ホテルに宿泊した、事前に美の巨人たち日本の建築シリーズで予習していたので、準備万端だ。これもいつか記事にしたいと思います。

黒部ダムで食べたアイス うまくて気を失いました

万平ホテルの和食コース うまいなんなんじゃそりゃ チーズ合わせるとか常人の発想じゃねえ ちょうどいい優しさ。木陰で弟を見守る姉のような味でした。

軽井沢のジンジャーエール✖️2

やっぱり釜飯はうまい。 個人的には、帰り際に買って、家で旅を思い出しながら食べるのが好き。

-テレビ- よくわかんない外国のテレビ、ニュースでもなく、スポーツでもなく、色調で言うと青ぽい映像が流れ続けていた。こういう雰囲気の建物最近増えているけど、こういう場所用の有線映像見たいのあるのかな。

ガイアの夜明け コロワイド大戸屋買収 なるほど、いかにして買収が進められたか、創業者の急逝。子息の香港への更迭。子息へのコロワイドの打診。子息の復活。絶妙なTOB価格1株3,081円。半沢直樹やってた頃だったし、事実は小説よりも奇なりだった。

家ついっていいですか なんとの人形劇、親子でやってて、すごくハートフルだったんだけど、師匠と呼ばれる人物が何故か、ダンベル持ってて笑った。

スポーツ

箱根駅伝予選会 専修大学が7年ぶりに最後の枠を勝ち取り、本大会復活。実力的には、下馬評は決して高くなかったけど、周到な準備と粘りで本大会を勝ち取った姿に感動した。

山の神柏原くんが初登場した2009年。そこから東洋大学の黄金時代が始まるのだけど、その裏で現在常勝青山学院大学が、33年ぶりに出場して、全23チーム22位だったけど、棄権せずにゴール。確か前回出場した時は、途中危険だったから、チームとしては本当に久方ぶりに箱根を完走した姿が思い出される。

今回の出場は、10年後の1位への大きな一歩なのかもしれない。本大会でも目標は15位って現実的な宣言をしている専修大学。陸上の場合、最初からタイムが分かっているから、他のスポーツに比べて、下馬評が付けやすいよね。でも、選手たちに成功体験がまずは大事だと思うし、頑張って欲しい。

ユベントスナポリの謎の不戦勝 ナポリの選手がコロナウィルスに感染し、移動できず、試合はユベントスの不戦勝扱いに。でも、ナポリの選手は前節に遠征した際に感染したっぽいし、不戦勝というのは、ちょっと違うのでないかと思った。何か大きな引力が発生している気が常々するセリエA。これが仮に逆の立場だったら、ユベントスは不戦勝になったのであろうか。 やり直しでよかったんじゃね?

お笑い

りあんレトリィヴァさんの王将のネタ 最初の「王将新宿店です」っていう第一声で笑ってしまった。最後のミスチルの曲で伏線が回収されるもカタルシスだったのだけど、そもそもあれが伏線だったのか不明である。ゆりあんさんの脳みそで迷子になって、気づいたら出口にこれた!みたいなネタだった。 


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